ポケモン剣盾 S21 最終315位 R2008 神速バドテテフとんボルチェン -素早さのその先へ-
こんにちは!kaiseと申します。投稿は2回目です。
今回は自身初のレート2000を達成することが出来たため、構築記事を残させて頂きます。↓構築概要
戦績
TN:ClearWhether 最高191× 最終187× 最終順位4桁のどこか
TN:sou 最終/最高レート2008 最終順位315位
構築経緯
今期のルールの特徴として、禁止伝説が採用可能であること、ダイマックスが存在しないことが挙げられる。このことで、以下のことが言えると考えた。
1.素早さを上昇させる手段が乏しく、縛り関係の逆転が難しい。
2.不利対面をダイマで誤魔化せないため不利を取ると一気に負けに近づく。
3.サイクルを重視した構築が動きやすい。
4.環境的に接触技へのメタが増える。
そして、これらのことを踏まえて軸となる禁止伝説級のポケモンを探すと、
・不利対面を作るとピンポイントレベルの対策ポケモンがいないと一気に試合を動かしてくるような禁止伝説級のポケモンのうち多くに有利を取れる
・素早さがとても高く、ほとんどの相手を上から縛れる
・不利を取る(=強引に突破することさえ難しい)ポケモンにパワーが高いポケモンが少ないex)ect.
・メインウェポンが非接触かつ命中安定のため、接触や技外しによる運負けを最大限減らせる。
という4点を評価して黒バドレックスを軸に構築を組むことにした。また、型については、サイクル介入能力と高い一貫性を持つ霊技とのシナジー、不意のスカーフを誘殺できる拘りスカーフ型を考察していたところ、Twitterの知り合いの方の竜王戦環境での構築記事にて紹介されていた、Sが過剰になりやすい問題点と、襷がないためザシアンに勝てなくなるという問題点を両方解決できる耐久振りスカーフ型というのを見て、この型なら今期のルールにも対応が利きそうだと判断したためバドレックスの型をこの型に決定した。
次に取り巻きについてだが、前述の黒バドの弱点として先制技に弱い、タイプ受けされるとジリ貧になってしまう、襷+不意の悪技や霊技への対応手段がない点が挙げられた。このため黒バドの相方として、先制技を無効化しつつ黒バドの超技の火力をサイコキネシスに比べて1.7倍にできるサイコフィールドを張れる上、悪タイプに強く出られて裏へも高打点を持つことが出来る拘り眼鏡カプ・テテフを採用。そして二体に一貫する悪や霊技を受け止めつつ、対面操作力が非常に高いポケモンとしてガオガエンを採用した。
残りの補完については、これらでは厳しいカイオーガやゼルネアスに一定の圧を掛けつつ、黒バドを止めてくるポケモンの中で最もメジャーなポリゴン2を鉄壁の起点に出来ることを評価して鉄壁ナットレイを採用。また、今までのPTに一貫する飛行技を半減にしつつボルトチェンジの一貫も切ることが出来る上、黒バド軸では対処が非常に難しいイベルタル軸に刺さる霊獣ボルトロスと、前述の5匹では対処ルートに乏しい悪ウーラオスやゴリランダーに強く、とんぼ返りや挑発などを覚えて且つ雷鳴蹴りで受けを許しにくいガラルサンダーを採用して、
バドテテフガエンナットボルトガンダー
という並びが完成した。(並びの語感がかなりお気に入り)
個体紹介
*ここから非公式用語(H=HP、A=攻撃、B=防御、C=特攻、D=特防、S=素早さ)
や努力値、個人的に好みなのでガンダー(=ガラルサンダー)などの単語を使用します。
1.バドレックス(黒馬上の姿)@拘りスカーフ
カレーを馬に食べさせる紳士
調整→控えめH124 B116 C244 D4 S20(A0)
実数値191(124)-81-115(116)-237(244)-121(4)-173(20)
【技構成】
アストラルビット/ワイドフォース/リーフストーム/トリック
↓参考元の黒バドが入っていた構築記事(掲載許可ありがとうございます。)
【剣盾S16使用構築】耐久型スカーフ黒バド&ラオスサイクル【最終219位、最終レート2001】 - おたけのおへや
【調整意図】
H:16n-1、バンギの砂ダメや襷潰し用のステロをよく踏むので調整
HB:A+1陽気ザシアンの巨獣斬を最高乱数以外耐え
A特化珠ミミッキュの影打ち最高乱数以外耐え
悪タイプの方々(etc.)の一致イカサマ耐え
HD:臆病C252カイオーガの雨根源耐え
無振りムゲンダイナのダイマックス砲2耐え
無振りサンダーの暴風2耐え
C:火力不足気味だったので特化した。Sを伸ばすためあえなく実数値1削った。
S:準速エースバーン抜き抜き、準速エスバ意識してるゼルネアスやスカーフムゲンダイナ、スカーフ黒バドミラに対して勝ちを拾えるように173まで伸ばした。おかげで多くのジオコン後ゼルネの上を取れた。
【使用感】
ミラーで同速運ゲにならないのがとにかく偉かったのと、同速だと思って最後賭けてくる相手に99%勝てるS勝負しているときが一番気持ちよかった。また、構築経緯でも触れた通りイベルタル以外でこいつに勝てる禁止伝説がいないのがやばかった。
黒の嘶きのおかげで悪タイプを削るなどで霊の一貫を作れればスカーフだのS上げる積み技だのを全部ねじ伏せる凄まじいスイープ性能を誇っており、特に対面で処理しようとしてくる構築には全員の襷を割ってPFを張ってしまえば完全に無双状態になっていた。
トリックで簡易的な崩しの起点になるのも強く、裏のテテフと組み合わせるとワイドフォースでももの凄い威力を発揮出来たのでノーマル、悪それぞれに対する崩しの方法を見い出せた点も偉かった。
逆に弱点としては、ダイマによる強引な崩しが出来ない関係上、技選択の難易度が異次元に高くなっている点である。特によく見かけたザシポリに技が一貫しないので考えることは非常に多かった(ポリゴン2にアストラルビットを打って釣りにきたザシアンをしばく動きは今期2回も発生した)。別の構築やROM含め150戦以上こいつと戦ったが未だに動きがつかめない。もう一つは速い禁止伝説+黒バド受けの並びにトリックを打ち辛い点である。この時ばかりは何度か最速スカーフバドレックスを考えてしまうほどだったが、裏のテテフちゃんが割とどうにかしてくれた。
選出率1位、困ったら出してた。
2.カプ・テテフ@拘り眼鏡
かわいい(かわいい)
調整→控えめH172 B84 C252(A0)
実数値167(172)-81-106(84)-200(252)-135-115
【技構成】
【調整意図】
H:8n-1、ステロや毒意識
HB:意地鉢巻ゴリランダーのGFグラスラ確定耐え
意地悪ウーラオスの暗黒強打確定耐え
C:特化 火力イメージ↓
PFサイコキネシスでH244D252↑ポリゴン243.9-51.8%(乱数2発9.3%)
H252ザシアン36.1-43.2%(確定3発)
H252D4カバルドン99.0-117.2%(乱数1発93.7%)
【使用感】
うちのPTのアイドル枠兼大バカ火力ポケモン。舐められてるのか何なのかポリゴン2が後投げされることがあってそのまま消してあげた。(もしかしたら有名実況者さんがチョッキやカゴ型の動画を上げていた)悪タイプを後投げされにくいエスパータイプとしてのサイクル破壊性能、バドレックスの火力補助、先制技のシャットアウトと黒バドとは凄くシナジーのあるポケモンだった。このポケモンは有利対面でムンフォやらサイキネをぶっぱしてるだけでガンガン相手ポケモンが削れていくのが気持ちよかった。裏のガオガエンとの相性補完がかなり良く、対面操作+高火力は正義だと感じた。
弱点としてはSが足りないことと、不利対面を作ると相手から余裕だと思われてガエンが削れてしまうことが多くなり、特にザシアン軸に投げにくいことがあった。ちなみに気合玉は怖くて1回も打っていないのでシャドボか10万に今すぐ変えるべき。
選出率3位 2000チャレで怯みに屈さず勝ちへの決定打を打ち込んだ最高のポケモン。
3.ガオガエン@オボンのみ
調整→呑気H244 A12 B252(S0)
実数値201(244)-137(12)-156(252)-×-110-58
【技構成】
【調整意図】
脳死HBぶっぱ。
HBは陽気ザシアンの巨獣斬+インファ99.2%耐え。
【使用感】
今期の最強ポケモン、技の一環切りと黒バドへの流し。体感バドより投げた説まである。オボンは体力管理において一番有用だと思ったので採用、実際何試合もオボンのおかげで拾ってるので正解だったと思う。襷を剥ぎながら撤退出来る蜻蛉返り、テテフのような高火力ポケモンやナットレイのような積みポケモンに繋げて接触を避けられる捨て台詞は両方振りまくったので使い分けが出来て便利だった。このポケモンの強みはなんと言っても不利対面を作らないことと、禁伝Top2(ザシアン、黒バド)にある程度仕事が出来ることである。カバのあくびループ抜けられるのも本当に偉かったし雑に選出してもクッション以上の働きをしてくれる最高のポケモン。ちなみにずっと挑発が欲しかったが技スペとSの関係で諦めた。
また、こいつに関しては悪いところがあまり見つからない。ただ強いて言うのなら選出の火力という意味でのパワーは落ちるかもしれない。それを以てしても採用価値は十分にある。
選出率2位 こいつはどの構築に入れてもパワーが発揮できると思う。
4.ナットレイ@食べ残し
呼ぶとのそのそ来るの好き
調整→呑気H252 B252 D4
実数値181(252)-114-201(252)-×-137(4)-22
【技構成】
ジャイロボール/ボディプレス/鉄壁/宿り木の種
【調整意図】
脳死HBぶっぱ。ボディプレスの火力と鉄壁後の対ザシアン性能を重視した。元々Sを振った種ガンボディプ型だったがナットの前でジオコン振ってくるゼルネアスが気持ち悪かったので、削りを入れてスカーフ黒バドで切り返せるようにジャイロに変更した。
【使用感】
信頼と実績のナット枠。ダメ感が染みついてきてる。ザシアン軸にぽいぽい投げて鉄壁して泣かせてた(最終日聖剣ザシと当たらなかったのは奇跡)。しかし、相手のゼルネの気合玉が百発百中すぎて何度も泣かされた。あんまり出さなかったけど出した試合はしっかり役割を遂行してくれるからこいつなしでは構築が組めない体になった。ちなみにガオガエンの捨て台詞からナットが鉄壁積むという動きも、物理偏重環境だった事もあり滅茶苦茶強い。
選出率4位 なんであの鹿は一致抜群150耐えるの?の顔かわいい
5.ボルトロス@突撃チョッキ
首フリフリ好き
調整→臆病H164 B4 C84 D4 S252
実数値175(164)-112*-91(4)-176(84)-101(4)-168(252)
*直前で採用したため個体がいなくてAは妥協しました…
【技構成】
ヘドウェはゴリラ意識だが打つ機会は無かった。
【調整意図】
H 16n-1
HD臆病C252イベルタルの悪の波動2耐え
C余り、H振りイベルタルをボルチェンで確2
【使用感】
イベルタル軸はランドが使いにくい影響もあってか地面枠が水地であることが多かったので、イベルタルより速い、草技を覚える、ボルトチェンジの一貫を切れる電気ということで採用した。残念ながらこのポケモンの選出率はかなり低く、イベルタル以外には殆ど選出機会が無かったし、最終日まではずっとお守りだったが、最終日含め3,4回あった対イベルタルはこいつのおかげでほぼ全勝(最終日以前にイベル式猫騙しで1敗)だった上、安易なボルチェンを牽制できる点や高いSラインはかなり有用だった。このポケモンも間違いなくPTに必要な存在だった。
選出率6位 2000チャレが一発で通ったのはこいつのおかげ。
6.サンダー(ガラルの姿)@ゴツゴツメット
調整→陽気H252 D4 S252
実数値197(252)-145-110-×-111(4)-167(252)
こいつの決め顔どこ…
【技構成】
雷鳴蹴り/ブレイブバード/蜻蛉返り/挑発
【調整意図】
脳死HSぶっぱ。
H:DL調整と物理耐久の両立のためぶっぱ。
HB:陽気A252鉢巻悪ウーラオスの暗黒強打を98.8%耐え
S:最速、このSラインが強いのは原種でも示されている通りであった。
【使用感】
PT単位で地面を受けられて且つランドに勝てるポケモンが皆無だったのと、悪ウーラオスやゴリランダーといった黒バドに強めな駒たちを受けられてS100からの挑発や蜻蛉返りで相手を翻弄することが出来る点を評価しての採用。元々この枠はマッシブーンを使っていたが、蜻蛉や挑発の存在とSラインを考慮してこちらを採用した。
ダイジェット消滅により飛行の一貫がかなり上がったため、困ったらブレバ打ってれば負荷を掛けられたのも評価点。技威力や若干壊れ気味な専用技のおかげで原種と比較して考えていたが思ったより火力は出たが火力不足は否めず、やはり崩しとしての運用には至らなかった。ドヒド等に挑発を打てるのが偉ポイントだが、いかにも受けに勝てそうな顔をしてるのに熱湯で殺されてるガンダーを見ると涙を禁じ得なかった。
選出率5位 威嚇の選出抑制って書きたかったけどめっちゃ威嚇出されて泣いた
PT全体の使用感
この構築の強みはまず命中不安技を振る機会が少ないことと対面操作技が豊富ということにある。
まず命中についてはPT内の命中不安技が
・黒バドのリーフストーム(ほぼ打たない)
・テテフの気合玉(打ったことない)
・ナットの宿り木(唯一の不安要素だがこいつは有利対面大体硬くなってた)
の3つだけで、10試合やって2,3回打つかどうかくらいなので使ってて命中不安に困らなかったのは良かった。
また、PTに対面操作技が3匹に4個搭載されているため、バドテテフナット以外の全ての選出に対面操作技持ちがいるのは凄く安心だった。(そして大体ガエンという対面操作のスペシャリストがいる)
逆に弱みは基本選出が拘ってる関係上、扱いが難しいところと、アタッカーの少なさにある。
難易度については、拘りのせいでどうしても択が増えてしまい、サイクル防御性能が高い構築に対してはクッションが削れるとどうしても読みが必要になり、仕掛けるタイミングが難しかった。しかしながらやること自体は霊の一貫作りと困ったときのガエン投げなので慣れれば手に馴染む構築だったとも言える。
また、高火力のポケモンが黒バドとテテフくらいしかおらず、積みによってナットも高火力(?)になれるものの攻撃性能の低さは課題である。ボルトロスやガンダーの型の見直しは検討すべきかもしれない。
選出、大まかな立ち回り
サイクル重視の構築なので柔軟に対応。
基本選出
対ザシアン軸(互角-微有利)
@1(多め)
だいたい黒バド受けと組んでいたため、ほぼ確実にザシ+バド受け+一貫するガンダーケアのような選出をされた。ワイボザシアンのおかげでファイヤーが少なかったため、ナットを鉄壁切ってザシアンのインファで見ようとしているような鉄壁ナットレイが刺さる構築が多かった。なおバド受かってない構築が来たらガン有利なので罠をガエンテテフで剥がしてから存分に恐怖を見せつけてやりましょう。
対黒バド軸(互角)
@1(多め)
相手黒バドの襷を全力で剥ぎ取りましょう。引き先がいても同速だと思って突っ込んでくる全黒バドを薄ら笑いながら倒すのが最高に気持ちいい。体感メタモン意識などで引き先がいることが多いのでガエンで対面操作してテテフで貫くのが基本的な勝ち筋。
対ムゲンダイナ軸(スタンには有利、速いスカーフダイナと受けルは不利)
@1
100%黒バド受けがいるので対面操作を用いてバド受け-テテフの対面から崩すのが基本。Sを172より伸ばしてくるスカーフムゲンダイナ取締法を早く施行してほしい。お願い増田。
なお受けル系にも対面系にもバドテテフは出すが、全受けルーパーが守るバルジーナなどのテテフ対策を講じてきたため最終日は受けルに2戦2敗だった。
対オーガ軸(有利)
@1
初手は99%スカーフオーガだったので何回もスカーフアストラで分からせることが出来た。裏もそこまでガチガチの受けはいなかったので全力で削れてないオーガに対して不利を作らないようにすれば基本的には勝てる。
対ゼルネ軸(不利)
@1(多め)
今週のやべーポケモン。ゼルネ切ってたら最終日の序盤にゼルネサーバーに入ってメインサブ合計で60くらい吸われたのでナットにジャイロを搭載したはいいがだいたい裏の炎が凄く睨んできて怖かった。黒バドがジオコン後のゼルネを抜けることがあるということが分かったので抜けるお祈りや強気の読みを通せば全然勝てない相手では無かった。黒バド受けは起点役くらいしか基本的にいなかったので壁展開をどう阻害するかのゲームになっていた。
対イベル軸(互角)
@1
レボルトの個体紹介でも書いたが、イベル軸にはレボルトが禁止伝説してたのでなんなら有利まであった。ラス1を隠せばイベルが黒バド意識で引いていくので交換読みは比較的しやすい部類だった。
きついポケモン、構築
今までかなり触れましたが他にも色々あったのでまとめておきます。
意地ザシアン
聖剣ザシアン
ゼルネアス
鉢巻イベルタル
毒菱展開
ねばねばネット展開
テテフ対策がきっちりとした受けループ
スペシャルサンクス
構築の軸の発想をくれたおたけさん
最後には使わなかったけどマッシブーンの個体をくれたシロクマさん
レボルトの枠相談に乗ってくれたTAKUMIさん、しふさん、ユウキさん
最後に
この長ったらしい構築記事を最後まで読んで下さりありがとうございました!
至らない点が多々ありますがご容赦下さい。
構築内容の質問や、アドバイスはkaise(@knight_635)までお願いします。
それでは、またここに来られる日までさようなら!
ポケモン剣盾 S16最終578位 レート1907 暗黒イベルと愉快なゴリラ達
こんにちは!kaiseと申します。構築記事初投稿なので不十分な点も多いかと思われますがご容赦下さい。
最終日に思いついた構築なので、もっと潜る時間があればもう少し上も狙えたかな…と思ってます。
TN:sou 最終/最高レート1907 578位
本構築での戦績 31勝13敗(70.5%)
【構築経緯】
この環境を30日までサイクル構築で戦って来て、やはり剣盾というゲームはダイマックスを強く使った人が勝てるゲームだと強く感じたので、禁止伝説でも最高の初手ダイマックスの強さと、ダイマ後の不意打ちによる詰め性能を評価して、初手ダイマイベルタルから構築を開始しました。
次に、第二のDMエースとして、CS珠サンダーを採用して、後の詰め筋を考えることにしました。
これではイベルタルで1匹倒しても、相手のダイマにぐちゃぐちゃにされるので、守るで相手のDMをいなせ、ほぼ全ての物理受けに有利がとれるHB渦潮レヒレを採用しました。
最後の詰め役として、現環境で最も性能の高いと思われる襷枠として役割集中も狙える悪ウーラオス、電気の一貫を切りつつここまでで重いサンダーに滅法強いドサイドン、
ザシアンを上から縛れ、氷の打点を持てるヒヒダルマという対面性能の高いポケモン達を採用しました。
【構築のコンセプト】
1.イベルタルでダイマして荒らし+ダイマ強要して後続で詰める。
2.高火力の不意打ちで相手を縛る。不意打ち択は気合のA連打。
3.行動保証を重視する。
4.相手から見えない択を押しつける。
【個体紹介】
(採用順)
【技構成】
ダブルウイング/鬱憤晴らし/不意打ち/鋼の翼
【配分】
性格:意地っ張り 特性:ダークオーラ
223(172)-201(252↑)-116(4)-×-120(20)-127(60)
H→16n-1
・サンダーのダイサンダー2耐え調整の努力値効率が良い値
A→火力がギリギリなので特化。
後投げされるHDポリやバンギの屍の山を築く。
HB
意地A252珠エースバーンのキョダイカキュウ2耐え(41.9-49.3%)
意地A252ランドロスのダイロック2回+砂1回確定耐え(40.8-48.4%)
HD
臆病C252珠サンダーのダイサンダー(130)2耐え(41.9-49.5%)
臆病C252珠カイオーガの雨ダイストリーム2耐え(41.4-48.8%)
臆病C252眼鏡ムゲンダイナのダイマ砲2耐え(41.7-48.8%)
S→1ジェットで最速エースバーン抜き(余り)
【説明】
紛れもない本構築のMVP。タイプ相性なんて知らない化け物。
ザシアン入り以外にはほぼ初手ダイマさせてた。
裏に残しておくと不意打ちで強力な勝ち筋になってくれるのも強かった。
ダメ計からお分かりの通り、耐久が凄まじく、レヒレからムンフォで3割ちょいしか入らなかったのをダメ計で確かめたら眼鏡レヒレと分かってビビった。
弱点としては、珠がないのでHB特化の悪半減のポケモンや、防御特化の数値受けにはゴリ押し出来ない点だったがそれを加味しても超頼もしかった。
選出率圧倒的1位
2.サンダー@命の珠
【技構成】
暴風/10万V/熱風/羽休め
【配分】
性格:臆病 特性:静電気
165-×-105-177(252)-111(4)-167(252↑)
【調整意図】
特になし、CSぶっぱ。
【説明】
普通のCSサンダー。
物理受けが多いPTに選出しようと思っていたがイベルが強すぎてあまり出せなかった。
ただ圧力の高さとこちらに刺さらないバンギへの選出誘導になったのは強かったと思う。
無限回HBにしようか悩んだが、サンダーミラーや、物理受けへの詰み回避が出来るのでCSで良かったと思う。
選出率6位
3.カプ・レヒレ@食べ残し
【技構成】
守る/渦潮/挑発/自然の怒り
【配分】
性格:図太い 特性:ミストメイカー
177(252)-×-176(196↑)-115-150-113(60)
【調整意図】
S→無振り90族抜き抜き抜き
準速60族抜き
【説明】
前期2位のサックーさんのほぼパクりレヒレさん。
ダイマ枯らし要因かつ、物理受けへの対策になり、自然に守るが採用できるこの型に到達した。
たまに遅い禁伝に上から怒りを当てられて強かったが、大事なところで必ず技外しするので広角レンズ持たせてやろうかと思った。
選出率4位
4.ウーラオス(一撃)@気合いの襷
【技構成】
暗黒強打/インファイト/不意打ち/カウンター
【配分】
性格:意地っ張り 特性:不可視の拳
175-200(252↑)-120-×-81(4)-149(252)
【調整意図】
特になし 、ASぶっぱ
【説明】
普通の襷ウーラオス…だが物理イベルの裏に悪ラオスがいるとは思うまい。
カウンターは回避する術のない相手のDMポケモンに引くか落とされるかを押しつけるのに便利だった。
明確な受け先がない構築にはイベルで不利相性をゴリ押して、こいつを受からなくさせるのも案外容易だった。
選出率3位
5.ドサイドン@イバンのみ
【技構成】
【配分】
性格:腕白 特性:ハードロック
222(252)-169(68)-168(20↑)-×-96(164)-61(4)
【調整意図】
HB
A222の巨獣斬+電光石火確定耐え(75.6-89.6%+6.7-8.1%)
A222の巨獣斬でイバン確定
HD 臆病珠C252のダイジェット2耐え
【説明】
本構築の裏の主人公。
ここまででサンダーが激重で、ザシサンダーと打ち合える地面枠として採用。
意地ではこの耐久は確保出来なかったので腕白にしました。
イベルに飛んでくる電気や岩に投げたりもする。
身代わり貫通を加味してもロクブラよりも威力安定のエッジを選択。どっかの守り神と違ってまだ外してないのでこれからも頼む。
選出率2位
6.ヒヒダルマ(ガラル)@拘りスカーフ
【技構成】
氷柱落とし/フレアドライブ/馬鹿力/蜻蛉返り
【配分】
性格:陽気 特性:五里霧中
180-192(252)-75-×-75-161(252↑)
【調整意図】
特になし、ASぶっぱ
【説明】
元々はスカーフエースバーンだったが、氷打点を評価してダルマ採用。
あんまり入れてから回してないので使用感はそこまではっきりしていないが、ザシアンに対しての乱数がエースバーンより良いのでザシサンダーには投げやすかった。
選出率5位
【立ち回り】
対ザシアン軸 5勝4敗
かなり厳しい相手だが、初手はダルマかドサイをおいて抵抗する。
ザシアンに強いポケモン2匹とイベルのダルマドサイイベルの選出が多かった。
対カイオーガ軸 6勝1敗
イベルタルがカイオーガに†格の違い†を見せつけることが多かった。
裏は気分だが、唐突なHBナットで詰まないような選出を意識する。(1敗)
対黒バド軸 4勝2敗
イベルは黒バドにほぼ無限に後出せる(眼鏡アストラルビット3耐え)のでマリルリに細心の注意を払う。
対イベル軸 3勝1敗
先にDMを切らせることを意識して戦う。
相手のイベルが特殊ならイベルで、物理ならレヒレで対処出来るので早めに型を判別することを意識する。
対ムゲンダイナ軸 2勝1敗
1加速でダイナを抜けないが、眼鏡ダイマ砲を2耐えするので実はDMせずとも有利対面。受けかATかで立ち回りが変わるので厄介だった。
【終わりに】
やっと1900に乗れたので憧れだった構築記事なるものを書いてみました。
ポケモン強い方には是非アドバイスをお願いしたいですm(_ _)m。
ここまでご覧いただき誠にありがとうございます。